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【科学】iPS細胞って何?ノーベル賞受賞とつらかった思い。。。 [話題のニュース]



最近話題になっているiPS細胞、ノーベル医学生理学賞を受賞した京都大学の山中伸弥教授の研究成果で、人工多能性幹細胞というものです。

この技術は、ヒトの神経や骨などを人工的に作り、組織や臓器を修復する治療法である「再生医療」に役立ちます。

1998年に、アメリカの大学がほとんどの細胞に分化できる胚性幹細胞(ES細胞)を開発しました。
しかし、このES細胞は受精卵の一段階である胚盤胞の細胞から作りだすようです。
そのため、ES細胞の採取は「生命の始まり」である受精卵を壊すことになるので、倫理面の問題があるとされていました。
また、受精卵であるため、他人の細胞を用いる可能性が大いにあり得ます。
そのため、他人の細胞である場合、移植時に拒絶反応の心配があります。

一方で、今回のこのiPS細胞は、皮膚組織などの細胞から作りだすものです。
自身の体細胞を用いるため、ES細胞のような倫理的な問題がないことが画期的です。
また、再生医療に使う場合、患者自身の細胞を利用すれば、拒絶反応の心配を低減できます。

このようなことから、大きく注目されました。

これを開発した山中教授ですが、研究当初は苦い思いをしていたようです。
臨床医時代は、20分で終わる手術に2時間かかるなど、苦労していたようです。
「やまなか」ならぬ「じゃま(邪魔)なか」と言われたこともあるといいます。
しかし、重症のリウマチ患者に出会ったことをきっかけに研究者を志したそうです。

研究所では、雑用も多く、思っていた環境と違い、山中教授はうつ病ぎみになったこともあったそうです。
しかし、そのとき奥さんが、励ましたりせずに、“研究をやめたら?”と言ってあげたそうです。
その言葉で、山中教授は気持ちがふっきれて、救われたそうです。

この奥さんは山中教授のことをよくわかっていたのでしょう。
"あきらめずに頑張って!"ではなく“研究をやめたら?”ということ、これはすごいことですね。

私だったら言えません。
奥さんは本当に山中教授のことをよく分かっていたのでしょう。

そんなにつらければ辞めたら?でも好きだったら大変でも自分の信念を貫けばいいじゃない。
プレッシャーを感じず、自分のペースでゆっくりやればいいじゃない。。。

そういった気持ちが伝わってきます。
こんなことを言えるような関係はうらやましいですね。

やはり、人と人は支えあって生きているなと実感します。

どんなにすごい人でもつらい時期はあったのだと、
それでもやれば成果が出ると言うことを再認識させられました。
やはり、

やるか
やらないか

これが人生を決める大きな決め手となるのだと、自分の力で一歩一歩頑張ろうと思わせてくれるニュースでした。

------------------参考サイト------------------
・コトバンク
・iza
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